[172]あるコンビニエンスストアのアルバイトの時給には、働き始めてn年後の時給f(n)と、その前の年の時給f(n-1)との間に、次のような関係がある。
f(n)=f(n-1)+10n+20(ただし、n>0でnは自然数)
①最初の時給が700円であるとき、このアルバイトの3年後の時給はいくらになるか。
②4年後の時給が900円だった人の最初の時給はいくらであったか。
(SPI&テストセンター超実践問題集/ナツメ社)
解答は下にあります↓
規則性のような問題でしたね。
数式が苦手な人は嫌になって飛ばしてしまうかもしれませんが、心配しないでください。規則が書かれているときはそのまんま従えば簡単に解けることができます!
では実際にやっていきましょう。
1)n=バイトしてからの年数です。お忘れなく。
始めたばっかりのf(0)=700円だと問題文に書いてありますので、そこから1個ずつ計算していきましょう!
f(n)=f(n-1)+10n+20
f(1)=f(0)+10×1+20なので730円
f(2)=f(1)+10×2+20なので770円
よって3年目のf(3)=f(2)+10×3+20は820円となります。
2)は(1)と逆のことをやるだけです!
4年目が900円なので、
f(4)=f(3)+10×4+20=900となります。ここからf(3)=840円となり、
f(3)=f(2)+10×3+20=840円となり、と繰り返していくと
元の金額が720円であったことが求まります。
規則性が文章に書かれている類題にも挑戦しましょう↓
まとめ
以上が特殊算の問題でした。
しかし、特殊とは言っても難しい内容はそこまでなかったと思います。ほとんどの問題は今までの復習です。
ここが苦手ということは、今までの学習に穴があることを意味しています。
もしここで穴に気づけたのなら、早めに修復していきましょう。
早期発見が何よりも大事です!
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