代金精算の問題は中学入試や高校入試では滅多に出題されない問題と言っていいでしょう。お金のやり取りの問題で、他の単元よりも身近に感じてしまいますね笑
さて、このような状況でお互いが損しないようにお金を払うためにはどのようなことに注意して解いていけばいいのでしょうか??
目次
代金精算の考え方

お金の問題は損した金額をマイナス、得した金額をプラスで表しましょう。
そして貸し借りがないようにするには、プラスの人(得している人)がマイナスの人(損している人)にお金を払えばいいということです。
例えば、Aさんは9000円分ずつBとCにお金を貸していて、Bさんも2000円ずつAとCに貸していて、CさんもAとBに3000円ずつ貸しています。これを貸し借りがなくなるようにするには誰が誰にいくら払えばいいのでしょうか。

それぞれの貸し借りを表でまとめるとこのように書くことができます。
はじめの段はAくんがBとCに9000円ずつお金を貸しているとき、Aは2人分の18000円を支払っていて、BとCは9000円ずつ得したことになります。
同じように書き込んでいくと、2段目ではBが2人分の4000円を損していて、AとCが2000円ずつ得をしている。
3段目ではCが3000円ずつ支払っているのでAとBは3000円ずつ得をして、Cは6000円損しています。
これらをまとめるとAは13000円損していて、BとCがそれぞれ8000円、5000円ずつ得していることがわかります。
なので貸し借りのないようにするには
BがAに8000円、CがAに5000円を渡せばいいことがわかります。
ここまでが代金精算の考えです。
得している部分をプラス、損している部分をマイナスと書くことが重要な理由はわかったでしょうか?
それでは解いていきましょう。
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